キラキラ光る粒の飾りで

オタクは一生オタク

傘をもたない蟻たちは

 

傘をもたない蟻たちは

傘をもたない蟻たちは

 

 

染色

Undress

恋愛小説(仮)

イガヌの雨

インターセプト

にべもなく、よるべもなく

 

加藤シゲアキ先生、4作目にして初の短編集、傘を待たない蟻たちは の全編をやっと読み終えました。...やっと、というのは先生の3作目も同時に購入したところに理由はあります。処女作のピンクとグレーを読んでから、次買うのは文庫本でてからでいいや〜と思っていたから買ってなかったんですが。色々あって今回記事のタイトルである傘を持たない蟻たちはの著者である加藤シゲアキさんに私自身がどっぷり浸かってしまったことが原因で急遽Burn.-バーン-をも購入、という経路に至るのでした。次記事で加藤シゲアキ、NEWSについて書いてます。 

 

4作目の短編集。

個人的に短編集というのは読み進めるのがしんどくて(1編終わったら休んでしまうから1冊読むのに時間がかかる)、手を出さないのが普段の私なんですが、加藤シゲアキさんだということだけで手に取る私。そして読む。多分短編集を読んだ中で一番最速だったんじゃないかな....。わかんないけど。この書籍の感想としては、なかなか言葉で言い表せられない(言い訳)。

 

本当に語彙力が乏しいんだよなあ。嫌になる。...本を読もう!(毎回そうなる。)乏しい語彙力の中で感想ですが、6つの中で個人的に一番好きだったのは、インターセプト。きっと読む人それぞれで好みが分かれるんでしょうけど、個人的にはダントツでした。次は染色かなあ。

 

4作目にしてもまだ「本当に書いてるの?」と言われる加藤さん。それは褒め言葉だと受け取るようにしたという加藤さん。そんな加藤さんが好きです。かっこいい。

 

 

本の旅人 2015年 06月号 [雑誌]

本の旅人 2015年 06月号 [雑誌]

 

 

私はこういう類いのものが置いてあるのを見ると手に取ってしまう!つい!先月の本の旅人をもらってきてから、これがあることは把握していたけれど、6月号に加藤さんが読者と対談した記事が掲載されるということだったので、有無を言わさず手に入れるしか選択肢はなかったです。この対談の中で、個人的に引っかかったというか、私も気になってたところを突いている読者さんがいました。

 

 

Cさん 加藤さんの小説ってひねくれた作品が多いですよね(笑)。ハッピーエンドはお好きじゃないんですか?

加藤 僕のなかでは一応、ハッピーエンドなんですけどね。解釈は人それぞれにお任せしますが、主人公にとって、希望があるラストになったらいいなと思いながら書いています。

 ただ、後味悪く終わらせたいとは考えているのかもしれません。そのせいで「ひねくれてる」とか「性格が悪い」と言われればそれまでなんですけど。僕自身、そういうテイストの作品が好きなんですよね(笑)。

 

 

 

私自身、ハッピーエンドよりも、そうでない(ここで加藤さんの言う後味の悪い)作品が大好きなので、加藤さんの著書は全て私好みです。まだ1作読めてないけれど、今からでも読みたい。...きっと購入に至るとおもいます。他の作者さんが同じことを考えてるとは限らないけれど、イチ筆者として答えている加藤さんの答えが聞けて、個人的にはすごくいい取得物(本の旅人2015年6月号)になったなあと思っています。

 

 

全くと言っていいほど本の感想は書いてないけどいいかなあ...?